各主要部門の主な業務
技術研究開発グループ
ディスプレイに係る先進技術の研究開発および新製品の開発設計。
製造運営グループ
ディスプレイ製品に係る製造工程および製造の計画・管理、並びに原材料および完成品の計画・管理。
ディスプレイ戦略事業本部
ディスプレイ関連の全方位型スマートソリューションの提供、及び、テレビ、IT、モバイルデバイス、車載向け等のディスプレイ製品の計画、販売、マーケティング、カスタマーサービスを包括的に提供。
エネルギー事業本部
高効率ソーラーパネル、全方位型発電設備設置サービスおよびエネルギー管理高度統合サービスプラットフォームの提供。
グローバル事業開発室
ディスプレイ事業における海外企業の地域市場開拓、顧客開拓、技術サービスを統括。
サプライチェーン本部
購買、輸出入等の関連管理を統括。
環境安全兼リスク管理所
環境・安全・衛生及び運営リスク管理の研究と計画。
永続的な発展本部
戦略的な企業の持続可能な開発計画を確立し、国際的な動向に合わせて維持します。炭素排出実質ゼロに向けて進むことを中心目標として、当社はコーポレート・ガバナンス、環境保護、社会的配慮に対する利害関係者の期待に応えるため、積極的な緩和と適応策を展開していきます。
戦略投資管理センター
価値変革戦略 投資レイアウト
運営サポート部門
財務、法務、人事、デジタルテクノロジー、品質管理、運用リソース管理、事業開発戦略
反トラスト法順守最高責任者
会社における国内外の反トラスト関連法規の順守における最高責任者。反トラストに関するリスクを評価、低減し、また、各種のリスクに対する戦略的なアドバイスを行い、安定かつ永続的な反トラスト順守システムを構築することで、反トラストの順守と会社のビジネス利益の長期的な発展の二つを同時に推進することを目標とする
監査管理
内部監査と作業プロセス管理
彭双浪
彭双浪氏は、2015年よりAUOの代表取締役を務めており、高い基準を掲げたコーポレートガバナンスと先見性のある戦略的リーダーシップにより、AUOに革新的なエネルギーを発揮させ、価値転換を推進し、ディスプレイ技術やシステムソリューション、スマートマニュファクチャリング、ヘルスケア、グリーンエネルギーなどの事業分野を含む、多様化した事業展開を指揮しています。持続可能な事業価値に重点を置き、AUOは使用電力の再生可能エネルギー化を目指すグローバルなイニシアティブRE100のメンバーとして、ESG関連分野に注力し、企業の持続可能性と社会的責任の実現に取り組んでいます。
2023年3月からは、グループCSOとして、AUOグループにおけるパートナーシップの深化と多様な事業展開を積極的に主導しており、産業エコシステムの共創と利益共有を確立するとともに、グループ組織のレジリエンスを強化して相乗効果を発揮させています。
IT業界に身を投じてすでに30年以上となる彭氏は、ディスプレイ業界における豊富な経験を擁し、数々の要職を歴任してきました。AUOの中国蘇州工場の総経理を務め、AUO初の海外生産拠点を構築しました。その後、複数のディスプレイ製品事業グループを率いてグローバル市場で開拓・展開を進め、ハイエンド製品におけるAUOのニッチな地位と強固な顧客基盤を確立しました。2012年に社長に昇格し、経営陣を率いて組織改革を加速させ、強固な企業体質を作り上げています。2015年から現在に至るまでAUOの代表取締役を務め、業界におけるAUOのグローバルな影響力を強固なものにしています。
学歴・職歴・兼任職務 |
- イギリスHeriot-Watt Universityの経営管理修士号を取得し、台北科技大学の名誉経営博士号を取得しています。
- 潘文淵文教基金会の「ERSO Award」を受賞し、AUOを率いて、ディスプレイ技術と革新的アプリケーションの統合による価値転換を推進し、多角的に広がる経済分野とエコシステムの連携に取り組んでいます。
- AREA (Asia Responsible Enterprise Awards) の「責任あるビジネスリーダーシップ賞」と、台湾永続能源研究基金会 (TAISE) の「グローバル企業永続傑出人物賞」を受賞しています。企業の持続可能性と事業戦略を緊密に連携させることで、産業のバリューチェーンを持続可能な利益共有というビジョンに向けて邁進させています。
- 国際情報ディスプレイ学会 (SID、The Society for Information Display) から「David Sarnoff Industrial Achievement Award」を受賞しています。
- 台湾ディスプレイ産業連合総会 (TDUA)より「優秀事業者貢献賞」を受賞しています。 ディスプレイ産業のエコチェーンを統合し、多様なアプリケーションを創造し、ディスプレイ産業における台湾の国際的地位の確立に貢献しました。
- 行政院国家科学及び技術委員会の委員として、国のデジタル技術の応用とイノベーション発展政策の推進を担っています。
- 台北市コンピュータ協会 (TCA) の現理事長、台湾ディスプレイ産業連合総会 (TDUA) の創立名誉理事長として、産業チェーンの分野横断的な統合とリソース共有を積極的に推進しています。
- 台北市スマートシティ委員会の委員として、民間企業と連携した公共サービスのスマート化を推進し、新たな経済発展を促進しています。
柯富仁
柯富仁博士は現在AUOのCEO兼社長を務めており、革新的な思考を基に経営に取り組んでいます。2019年に社長兼COOに就任して以来、外的環境の複雑な局面と不確実性の中で、経営リソース統合の力を発揮し、チームを率いて優れた業績を収めてきました。2023年3月にAUOのCEOに就任後は、会社全体の経営計画と長期的成長戦略を主導し、チームを率いて2つ軸の転換を加速させ、産業競争力とコアコンピタンスを高め、市場に革新をもたらし続けながら、将来の新たな機会に向けて着実に計画を進めています。
20年以上の経験とディスプレイ産業への深い情熱を持つ柯博士は、AUOの設立初期に入社して以来、新技術の研究開発、生産プロセス統合、製品販売とマーケティングなど、さまざまな分野で職務を歴任してきました。2005年から2010年までは、テレビディスプレイ事業グループの関連業務を担う責任者として、グローバルにテレビブランドの顧客を深耕し、中国市場にも大きく進出して、AUOを液晶ディスプレイの世界的なリーダーとして確立させました。その後、技術および戦略部門副社長も務め、会社の将来を見据えた技術や戦略方針をリードしてきました。2014年、元太科技工業股份有限公司 (E Ink Holdings Inc.) の代表取締役兼CEOに就任し、エコシステムパートナーと連携しながら、E-paperのさまざまな分野における革新的な応用に貢献しました。2019年に社長兼COOに就任しました。
学歴・職歴・兼任職務 |
- 国立交通大学 (National Chiao Tung University) 光電学部博士号を取得しています。
- AUOグループ傘下の子会社、達擎 (AUO Display Plus) の代表取締役を務めています。
- 台湾ディスプレイ産業連合総会 (TDUA) の理事長を務めています。
- スマートディスプレイ産業連盟 (SDIA) の会長を務め、ディスプレイ技術の産業横断的・分野横断的な協力を推進する役割を担い、台湾の国際競争力強化に取り組んでいます。
- 製品技術に対する先見性と洞察力が評価され、2019年度ゴールド・パネル・アワード・ディスプレイ製品技術部門の「最優秀貢献賞」を受賞しています。
廖唯倫
廖唯倫氏は AUO の最高技術責任者として、技術研究開発グループを率い、会社の技術発展に関する戦略および展開を描いています。その主導する先端ディスプレイ技術の研究開発において、AUO は世界のディスプレイ技術の分野をリードする位置づけを維持し続けるとともに、多様なスマートアプリケーションの深化と発展を続けています。また、同氏は次世代の技術者を育成するため、産学間の橋渡しを積極的に行っています。
廖氏は、ディスプレイ技術の分野で 20 年以上にわたる経験を擁し、1998 年に AUO に入社して以来、生産・製造、製品の研究開発、先進技術センターおよびビデオ製品事業グループなどのさまざまな要職を歴任してきました。会社が優位性を持つ技術的強みに焦点を当て、未来のトレンドとなるアプリケーション分野を開拓し、新しい消費者体験を創造することで、会社の長期的な技術開発に確固とした基盤を築くことに貢献しています。2018 年にシニアバイスプレジデント兼最高技術責任者に昇格し、会社の価値転換の過程で、エコシステムパートナーと連携し、より多くの革新的アプリケーションの実現に向けて取り組み続けています。
国立交通大学博士号 (応用化学) を取得しています。
陳建斌
上席副社長
陳建斌氏は、現在 AUO ディスプレイ戦略事業グループ上席副社長として、各種ディスプレイ事業部門の製品企画、マーケティング戦略、営業、カスタマーサービス等を統括し、幅広いスマートソリューションを提供しています。また、グローバル市場における AUO の戦略立案責任者として、チームを率い海外事業展開を進めています。
1999 年に AUO に入社し、研究開発、製品マーケティング、製造などの幅広い職務経験を有しています。2005 年から 2009 年まで、デスクトップディスプレイ、インフォメーションディスプレイ製造センター、太陽光発電事業部を歴任しました。その後、モバイル製品事業部、ビデオ製品販売本部副社長に昇格し、2020 年にコンシューマーアプリケーション戦略事業本部副社長に就任しました。
国立交通大学で制御工学修士号を取得しています。
林恬宇
林恬宇氏は AUO エネルギー事業本部副社長です。1998 年にAUO入社後は、製造、品質管理など様々な業務に従事してきました。2008 年、友達光電蘇州有限公司に副社長として赴任し、会社の運営管理、発展を担いました。2009 年、BenQマテリアルズに偏光板事業責任者として出向し、2010 年から 2015 年まで BenQ マテリアルズ社長を務めました。2015年、AUO に戻り、オーディオビデオ製品ビジネスグループ製品事業部門および太陽光発電事業本部部長に就任。2018 年、モバイル製品ビジネスグループ副社長に昇格し、同年、ビジネスグループ副社長に就任。2020 年、エネルギー事業本部副社長に就任しました。
中原大学工業光学インダストリアルエンジニアリング研究所で修士号を取得しています。
張博儀
Mr. David B.Y. Chang is currently AUO’s Chief Financial Officer and spokesperson, overseeing the company’s global financial strategic planning, risk management, and corporate governance.
Chang joined AUO in 1998 and has extensive experience in financial management across Taiwan and Mainland China. In 2009, he transitioned to the group’s company, Lextar Electronics, where he laid the foundational groundwork during the company’s inception. During his tenure, he held key positions, including Vice President of the Management Center and Chief Financial Officer, successfully crafting a vertically integrated value chain model for the LED industry. In 2021, Chang served as the Chief Financial Officer of Ennostar Group, driving the synergies and resource integration of the Lextar and Epistar merger. Starting in 2024, Chang was appointed as Chief Financial Officer of AUO, leveraging his extensive cross-industry experience and in-depth knowledge of the group’s operations to support its value transformation process, ensuring stable operational performance through robust financial health.
Mr. Chang received his MBA degree from the China Europe International Business School (CEIBS) in Mainland China.
謝忠賢
謝忠賢氏は AUO の最高デジタル責任者として、AI、IoT 技術を活用した業務プロセスの俊敏な変革を推進し、グループのスマートトランスフォーメーションを加速する舵取りを担っています。
1999 年に AUO に入社した謝氏は、ディスプレイ業界で 20 年以上の経験を擁しています。品質管理、モバイル製品製造本部、サプライチェーン本部等で要職を歴任し、製造および運営において豊富で包括的な経験を蓄積しています。2013年には、モバイル製品製造本部副社長に昇格し、2016年からはサプライチェーン本部副社長を務め、2018 年に最高情報責任者、2020 年にはデジタル技術開発本部の最高デジタル責任者に就任しました。
清華大学で電気工学の修士号を取得しています。
古秀華
古秀華氏は、AUO の最高サステナビリティ責任者 (CSO) として、会社のサステナビリティポリシーと戦略方針をとりまとめ、利害関係者への対応とコミュニケーションを監督しています。会社における持続可能な文化の構築に尽力し、会社のコアバリューを国連のサステナビリティ目標と一致させ、ESG課題を会社のオペレーション上の意思決定に統合し、サステナビリティの 3 つの柱である環境の持続可能性、インクルーシブな成長、フレキシブルなイノベーションに対する会社の影響力向上を継続的に推進しています。
また、チームを率いて、気候変動に関する国際的な共同イニシアチブに積極的に取り組んでいるほか、会社の気候変動対策方針を強化し、バリューチェーンと連携して低炭素のイノベーションに注力しており、持続可能なゼロ炭素のビジョンの実現に向けて、業界を超えた取り組みを推進しています。
古秀華氏は 2004 年にAUOに入社し、会社のHR業務において、グローバルなコラボレーションと従業員エンゲージメントの向上、ビジネス戦略と企業文化の連携強化を担当しました。2013 年にはHRセンター副社長に昇格しました。2018 年に CSO に就任し、会社のサステナビリティ目標を推進・深化させるための斬新な企業変革を始動させています。
古秀華氏はその企業サステナビリティへの優れた貢献が認められ、2021 年「アジアトップサステナビリティスーパーウーマン賞」(Asia's Top Sustainability Superwomen) を受賞しました。
国立中央大学のヒューマンリソース (HR) 修士号を取得しています。